信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、兼子建設(静岡県磐田市)が2月20日に静岡地裁浜松支部から破産手続き開始決定を受けたことがわかった。負債は約8600万円。
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同社は1946年に創業し、1981年法人化。戸建て住宅を主体に設計から建築までを一貫して手がけ、一定の評価を得ていた。2005年7月期の売上高は約1億4800万円を計上。しかし、大手住宅メーカーとの競合やウッドショックによる木材・関連資材高騰分の価格転嫁が難しかったほか、代表の高齢化も重なり、今回の措置となった。
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