TOTO(福岡県北九州市)と積水化学工業(大阪府大阪市)は、節水便器に最適な排水システム「ツイントルネード洗浄便器用排出管」を共同開発し、2月12日に発売する。
TOTOでは、2010年4月にリリースしたウォシュレット一体型便器「GG」に、独自洗浄技術「ツイントルネード洗浄」を初採用した。便器のリム面から水平方向に便鉢全体を洗浄するトルネードと、便鉢の下方の穴から垂直方向に出るトルネードを融合することにより強力な洗浄力を実現。国内で初めて「タンク式で洗浄水量4.8リットル」を可能にし、その他のタンク式便器にもこの技術を展開してきた。
今回の共同開発では、ツイントルネード洗浄の便器性能をより向上するため、排水管まで含めた排水システムを検討。管の内部に「ラセンガイド」を設けることで整流効果を生み出し、排水時の勢いをムダなく利用してスムーズな排水をうながす。また、排出管の直管部と曲がり部を一体構造としコンパクトな納まりを可能にした。勾配の確保や配管取り回しの自由度が向上するという。
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