建設現場の省力化・省人化を実現するロボットソリューションを提供する建ロボテック(香川県三木町)は3月5日、内装工事の天井施工の負担を減らす「天井ボード楊重装置」を開発し、夏頃の市販化を目指すと発表した。
これまで天井ボード取付作業時に使用する機器は、空気の力で重い物を差し上げる機構が多く、狭い現場内にビス打ち用コンプレッサーなどを別に用意する必要があった。このため同社では、バッテリー式手持ちインパクトドライバーを動力として利用する方法と独自の機構を開発。取付作業を1人で安全に行えるようになるほか、作業の省力化・負担軽減を実現した。
従来の天井施工作業では、下地の天井ボードを貼り付ける際、脚立を使って20㎏以上のボードを手や体で押さえつけながら固定する必要があり、職人への身体的な負担が大きく危険な作業となっていた。
今後は、狭い作業領域で活用可能なコンパクトさと安全性を両立できるよう開発を進め、今夏の市販化を目指す。
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