今回は「木造」と「BIM」がより現実的にリンクしてくる話をしたいと思います。
まずは、木造住宅の生産が大きく変わってくると思われる法令が、令和4年6月17日に公布されました。「脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律」という法令です。
詳細は国土交通省のHP等で確認していただきたいのですが、タイトル的には省エネ関連の話に見えますが、[図1]・[図2]の資料にあるように、建築確認・検査対象の見直し及び審査省略制度(いわゆる「4号特例」)の縮小が含まれています。
「4号特例」は言うまでもありませんが、木造2階建て・平屋建ての住宅は構造計算の審査が省略されるという制度ですが、こちらが廃止され木造2階建て・平屋建てのうち200㎡以上の建物は新2号建築物として審査の対象となるというものです。
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