住宅の多様な使い方に最適化した灯りを得るには、建て主の暮らしを丁寧に読み解いた照明設計が必要だ。建築家・青木仁敬氏と照明デザイナー・青木千春氏が協働する仁設計の事例を紹介する。
◉少し前まで日本の住宅は一室一灯が多かった。現在は多様な灯りが受け入れられつつある。同社は建築家と照明デザイナーが協働。多様なシーンに合わせた灯りを提案
➡日没後を想定した灯りだけでなく、日中の自然光とのバランスや、日が落ちかけた夕刻の時間帯の灯りや日照を得にくいスペースの灯りも大事にしている
◉同社は建て主との初期打ち合わせから灯りに関わる聞き取りを行う。その内容に基づき、プレゼン資料として灯りを組み込んだCGを作成。灯りのコンセプトを確認する
➡灯りのコンセプトは青木仁敬氏がまとめる。青木千春氏がそれを発展させつつ、器具の仕様や配置に落とす。必要に応じて千春氏は配光などのシミュレーションを行い、明るさを数値で確認。事前に高精度な検証を行うことで、クレームを回避しつつ繊細な灯りの提案が可能になる
◉現場では施工者に照明の位置や向きを図面で指示。引き渡し前に・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー3月号(2024年2月29日発行)「盛れる灯り」のすぐでき基本ワザ照明デザイン超らくらく入門』(P.48~)でご覧ください。
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