住宅の照明計画の主力はダウンライト。そして空間に彩りを加える間接照明。この2つの照明の基本的な活用手法について、リビングを対象にまとめた。
ダウンライトに用いる光源の種類
◉一般的な天井高の場合、ダウンライトの光源は60W型で、吹き抜けなど天井高さが高い場合は100W型。60W型の消費電力は5W、100W型の消費電力は7~8W程度
◉光源の色温度は電球色(色温度2700K)、温白色(色温度3500K)、昼白色(色温度5000K)などがある。リビングには電球色と温白色が多用される。両者を併用する場合もある
手法1 拡散タイプの光源は光の広がりがあり、空間全体を照らすのに向く
手法2 集光タイプは拡散タイプの3倍の明るさ。明暗差を強調するのに向く
◉光源には拡散タイプと集光タイプがある。拡散タイプは光の広がりがあり、空間全体を照らすのに向く。設計時に家具配置が決まっていない場合は拡散タイプが無難だ
◉集光タイプは拡散タイプの3倍の明るさがあるため、明暗差が強調される。店舗のようにテーブル周りを照らした、メリハリの効いた光環境をつくるのに向く
手法3 白い壁は拡散・集光どちらでも明るくなる。濃色の壁は集光タイプに
◉壁が白色だと拡散タイプでも集光タイプでも明るさ感は出せる。壁が濃い色の場合・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー3月号(2024年2月29日発行)「盛れる灯り」のすぐでき基本ワザ 照明デザイン超らくらく入門』(P.17~)でご覧ください。
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