整った灯りは空間の魅力と暮らしやすさを一気に高めてくれる。心地よい灯りを実現するための基本的な考え方と手法について、新潟市の石田伸一建築事務所/SIA Inc.に所属する、照明デザイナーの濱本加奈子氏に聞いた。
灯りを整えるための基本的な考え方
手法1 最小限の灯りを整えると空間が引き立つ
◉住宅における灯りの基本は「必要な場所だけ」に灯りを配置して「必要なときだけ」に点灯すること。夜は明るさを抑えた空間になるが、体内時計を整えるためにはそのほうがよい
➡人間は暗さに順応する。最初は暗く感じても住むうちになじむ。暗めの場所があるとペンダントライトなど意匠照明が引き立つ
手法2 照明器具は少なめにして位置変更や追加ができるように
◉一方、明るさの感覚は個人差が大きい。特に年配の方や弱視の方は明暗の差が苦手で均一な灯りを好む。建て主によっては、調光・調色器で調整できるようにしておく
◉上記の考え方に従うと・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー3月号(2024年2月29日発行)「盛れる灯り」のすぐでき基本ワザ 照明デザイン超らくらく入門』(P.12~)でご覧ください。
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