ニッシンイクス(山口県周南市)は3月1日、北海道産広葉樹を使用し、使った分量に見合う広葉樹を再び北海道に植樹するエシカルインテリアブランド「ikumori」の新たなサービスとして、植樹証明書の発行を開始したと発表した。
同社は、2021年から「森からいただいた広葉樹を、いただいた量だけ森にお返しする」を掲げた「ikumoriプロジェクト」を開始。これは、国産広葉樹の持続可能な活用に取り組むプロジェクトで、北海道産の広葉樹を効率よく使用したフローリングやパネリング(壁材)を製造販売し、製品化した量に見合う苗木を北海道に植樹するというもの。プロジェクト対象商品は、ナラ、ニレ、センの3樹種を使用したフローリングとパネリング6アイテム。
新サービスでは、ikumori製品を採用した人に、植樹樹種、本数、日付、場所などが記載された証明書を発行。環境保全への貢献を身近に感じることができ、エンドユーザーへの記念品や、企業のCSR活動の取り組み証明などにも活用できる。
広葉樹は豊かな表情や質感、木目の美しさなどからインテリアとしても人気が高いが、国内自給率が低く、国産広葉樹の活用は資源の持続性が課題となっていた。ikumoriでは「育てる、使う、植える」の循環によって貴重な森林を次世代に引き継ぐとともに、インテリア素材にエシカルな選択肢を提案する。
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