ジェクトワン(東京都渋谷区)は、神戸市灘区にある空き家物件を、同社が展開する空き家事業「アキサポ」によって、中高年層向けシェアハウス「SolaSumika六甲」として再生、3月1日にオープンした。
同物件は、約2年間空き家状態となっていた築約28年の一戸建て。敷地面積が200㎡近くあり、広さを確保できる居室が5部屋あった。また立地の面からは、神戸市中心部へのアクセスが良く、周辺には学校が多い一方、自然豊かな六甲山を背に閑静な住宅街が広がっていることから、住宅ニーズが高いエリアであるといい、シェアハウスとしての活用を決定した。
建物内には、平均16㎡の広い個室が5部屋。地球にも身体にも優しい無染土畳表を入れ、共用部にも、飛騨春慶塗を活用した木材照明や、張り替えが不要でエコロジーな壁紙、自然由来の成分のみを用いた塗料を使うなど、上質で優しい空間を作り上げている。
運営するのは、神戸市内で10棟以上のシェアハウスを運営するマチアケ(兵庫県神戸市)。同社は、近年拡大する中高年層のシェアハウス需要と、コロナ禍以降、深刻となっている単身世帯の中高年層の孤独や孤立といった社会問題の解決に向けて、長期的に安心して住むことを目指したシェアハウスブランド「SolaSumika」を新たにリリース。「SolaSumika 六甲」はその第一弾となっている。
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