LIXIL(東京都品川区)は2月8日、顧客にとっての“いい住まい、いい暮らし”をいかに実現するかを競う、住宅施工例コンテスト「LIXILメンバーズコンテスト2023」の式典でグランプリを決定する公開審査を開催した。新築とリフォームの各部門で優秀作品に選ばれた各3社がプレゼンを行い、新築部門はサンハウス(茨城県水戸市)、リフォーム部門はまつけんのリフォーム(松代建設工業、長野県長野市)がグランプリを受賞した。
左:サンハウスの「庇護の家(常陸太田の平屋)」右:まつけんのリフォームの「M様邸 暮らしと仕事場をつなぐ家」 |
同コンテストは、同社が事務局を務めるVC「Good Living友の会」の1万4000社以上の会員の中から、設計・施工した新築住宅およびリフォームの事例を対象に実施する。今年は新築部門982作品、リフォーム部門893作品の応募があった。
サンハウスが手がけた「庇護の家(常陸太田の平屋)」は、のどかな里山の風景を生かすため、土地になじむような住まいを目指した事例。隣地の山並みや蕎麦畑を望む東南に開いたプランとするため、構造計画も同時に進めた。社長の野辺裕章さんは、「長きにわたり住み継がれるよう、構造・断熱・防湿・通気に配慮して施工した」と説明する。
新築部門の審査委員長を務めた建築家の伊礼智さん(伊礼智設計室)は、「設計という観点から評価したとき、サンハウスの設計・施工力が抜きん出ていた」とした。
まつけんのリフォームが手がけた「M様邸 暮らしと仕事場をつなぐ家」は・・・
この記事は新建ハウジング2月29日号5面(2024年2月29日発行)に掲載しています。
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