三菱地所(東京都千代田区)を代表企業とするグラングリーン大阪開発事業者JV9社(事業者JV)はこのほど、JR大阪駅前で進めるうめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」の先行まちびらきの日程を9月6日に決定したと発表した。
同プロジェクトは、オフィス、ホテル、中核機能施設、商業施設、都市公園、住宅を有する複合開発事業。先行まちびらき時には、うめきた公園の一部(サウスパークの全面・ノースパークの一部)、北街区のホテル「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」、商業施設、中核機能施設「JAM BASE」をオープンする予定。南街区賃貸棟は2025年春頃、うめきた公園後行工区(ノースパークの一部)は2027年春頃に開業を予定している。
また、事業者JVが組成する「一般社団法人うめきたMMO」が、うめきた公園指定管理者に指定されたことを受け、9月6日から指定管理を開始する。MMOは、約4万5000㎡の「うめきた公園」のパークマネジメントとまち全体のエリアマネジメントを一体的に行う目的で2023年6月に設立。公園と民地の植栽管理水準を統一して良質な景観形成を行うほか、周辺道路の管理運営・利活用の連動、まち全体の賑わい形成、まちの魅力と企業価値を共に成長させるMIDORIパートナー制度の運用等を推進する。豊かで活力に満ちたライフモデル「Osaka MIDORI LIFE」を創造し、うめきたエリア全体の価値向上を目指すとしている。
事業者JVは、三菱地所、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、三菱地所レジデンス、うめきた開発特定目的会社(大林組が出資するSPC)で構成。
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