国土交通省は2月20日、一般消費者向けに分かりやすく省エネ住宅のメリットや意義を解説した漫画「待って！家選びの基準変わります マンション編」（PDF）を作成し、「建築物省エネ法」ホームページの資料ライブラリーで公開した。漫画では今年4月から開始する「省エネ性能表示制度」のラベルの見方についても、詳しく説明している。
「省エネ性能表示制度」も解説
この漫画は、2025年4月から原則すべての新築住宅に省エネ基準への適合が義務付けられることを受けて作成したもの。23年1月にも省エネ住宅について解説した漫画「待って！家選びの基準変わります 戸建住宅編」をPDFファイルや冊子で配布。冊子は全国約330カ所の住宅展示場でも配布し、好評を得ている。「マンション編」の小冊子は4月中旬頃からの配布を予定している。
「マンション編」は、マンションの購入を希望する親子がモデルルームを訪れるというストーリー。室内のデザインや立地の良さで決めようとしたところ、突然現れた謎の家形ヒーロー「ゼッチさん」に、「今の基準の省エネ住宅は2030年に旧基準の家になる！」と、たしなめられる。
省エネ住宅の特長のほか、▽省エネ住宅の住みやすさ▽健康面への好影響▽住宅ローン減税・フラット35の金利引下げなどの優遇制度▽節約できる光熱費▽省エネ性能ラベル―などについて、「ゼッチさん」が説明。省エネ住宅について、子どもと共に楽しく学べる内容となっている。
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