住宅用窯業系サイディングで全国トップクラスの販売実績を持つニチハ(名古屋市)は、カーボンニュートラル実現のために外壁材にもできることがあるとして、国産木材の有効利用を掲げ、間伐材や端材を外壁材の主原料として使用。端材から生まれた国産チップを混合し、セメントとともに外壁材にCO2を閉じ込めることで排出削減に貢献している。
「外壁材という素材の選択を通じて、機能性やデザイン性とともにエシカルな選択にもこだわってほしい」との思いをカタチにしたのが「ニチハGLPアクション」だ。GLP(グリーンライフ・ポイント)は、環境省が支援する、環境に配慮した製品やサービスを選ぶなどのエンドユーザーの行動に対し、企業や地域がポイントを発行する取り組み。同社は窯業系サイディング業界として、この事業に初めて採択された。
「ニチハGLPアクション」では、消費者がセメントに木材を混合してつくる外壁材「オフセットサイディング」を選択することで、国産木材の利用を促進して森を守り、 持続可能な社会づくりへの活動参加につなげる。次の①~③の3ステップで消費者のエシカル消費を促進する。①ニチハ対象商品「オフセットサイディング」を採用することで、 元請け会社を通じ「ニチハGLPアクション」に参加 ②住宅会社を通じて「CO2固定量の証明書」を発行し、採用面積に応じて「ニチハ グリーンライフポイント」を付与 ③100ポイントを1口として、最大10万円分のギフトカードが抽選であたるキャンペーンに応募—―と、エシカルな消費行動を起こしやすくするステップを用意することで、脱炭素・循環型ライフスタイルへの転換を応援している。
資料請求は【ニチハの窯業系サイディング】まで。
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