信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、蓮(れん)建築工房(熊本県熊本市)が1月31日に熊本地裁から破産手続き開始決定を受けていたことがわかった。負債は約560万円。
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同社は2008年創業、2012年に法人化された木造建築工事業者。住宅の新築やリフォーム工事で、2017年3月期の売上高は約2億1400万円を計上していた。しかし、その後は受注が伸び悩み、2020年3月期の売上高は約5100万円にとどまり、2020年3月期、2021年3月期と連続赤字を計上していた。2022年6月に建設業者登録の廃業届を提出し、同年7月には前代表が死去したことで事業継続が難しくなり、2023年12月28日に自己破産を申請していた。
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