信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、岡野工務店(東京都台東区)が2月7日、東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者約62人に対し約3億100万円。
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同社は2016年設立。新築戸建てのほか、住宅リフォーム、店舗改装工事などを手がけ、2020年12月期の売上高は約1億3600万円。コロナ禍でも小回りの利いた営業展開で受注を確保し、2022年12月期には売上高約1億9300万円を計上していた。
しかしこの間、元従業員による横領が発覚して大幅な損失を計上。回収を図ったもののスムーズに進まず、資金繰りが悪化していた。
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