パッシブハウス・ジャパン(PHJ、森みわ代表理事)は、同団体が普及を目指す「パッシブハウス」の実物件を一定期間見学可能にするイベント「オープンウィーク」を2月1日から開催している。会員企業有志により全国25棟が見学体感できる。3月3日まで。
パッシブハウスとは、建物外皮の高い断熱気密性能とともに、建物や窓の配置設計によって日射利用を最大限活かすことで、「主暖房がほぼ不要になる」ほどの省エネ性能を持ち、年間の冷暖房需要を大幅削減できる建築仕様。世界各国で徐々に普及が進んでおり、各地の気候風土に合わせた実践例があり、つくり手や施主のコミュニティーが生まれている。
「パッシブハウスの心地よさを幅広い人に体感してほしい」と、同仕様の家づくりを手掛けるつくり手と施主の有志が毎年1回「オープンウィーク」として、一定期間のあいだ住宅の一般公開を受け入れるイベントを開催している。日本でもPHJが主催して毎年2月に行われている。
今回見学できるのは、ドイツにある民間研究機関「ドイツパッシブハウス研究所」が性能認定を取得した物件、あるいは現在申請中の物件。地域工務店のモデルハウスや社員自邸も含まれる。
PHJが開設した特設サイト「オープンウィーク」で見学可能な物件リストを閲覧できる。見学申し込みも各物件の紹介ページから受け付けている。
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