三井ホーム(東京都新宿区)は2月15日、同社設計・施工の地上3階建て枠組壁工法による木造マンション「MOCXION ESPOIR(モクシオン エスポワール)」が、2月に大阪市旭区にて完成したと発表した。環境配慮型木造学生マンションで、関西エリアで初の「MOCXION」物件となる。
同物件では、1~3階を木造とすることで建設時のCO₂排出量を大幅に削減。木材を308.1㎥利用し、スギの木470本に相当する237.2t-CO2の炭素を貯蔵することで、脱炭素社会の実現に貢献している。また、劣化・耐震の最高等級とBELS評価の「ZEH-M Oriented」を取得し、安全・安心で快適な居住環境を提供するとともに、一次消費エネルギー量を約20%以上削減することを実現した。
上下階の遮音性を高めるため、同社独自開発の「高性能遮音床システム Mute(ミュート)」を採用。鉄筋コンクリート造と同等クラスの遮音性能を確保しつつ、居室空間の快適性を向上させた。構造躯体だけでなく、エントランスの天井や壁にも木を活用したやさしくあたたかい雰囲気のインテリアで、経年変化を楽しむことができる。1階の廊下にはスロープを配置するなどバリアフリー設計とし、幅広い学生に配慮している。
敷地面積763.60㎡(230.98坪)、総戸数47戸。
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