シャープ(大阪府堺市)は2月15日、EV(電気自動車)の充放電が可能なEV用コンバータ「JH-WE2301」を3月26日に発売し、EVと住宅をつなげるV2Hシステムを構築すると発表した。太陽光発電、蓄電池、家電に加え、新たにEVにもつながる「Eeeコネクト」システムを提供し、太陽光で発電した電気をより一層有効活用できるようにする。
同システムでは、太陽光発電、蓄電池、EVの3連携制御により、EVの充放電も一括制御できる。太陽光で発電した電気を直流(DC)のままEVに充電するため、電気を効率的に自家消費できるほか、EV走行にも最大限活用可能とする。
EV用コンバータは、幅505×奥行194×高さ347㎜、23㎏と業界最小・最軽量で、住宅壁面や駐車場への設置が可能。価格は税込み165万円。機器保証に加え、24時間365日対応や、自然災害補償、偶発事故に対する損害補償などの有償サービスも提供する。
クラウドHEMSサービス「COCORO ENERGY」においても、EV連携機能を新たに搭載。気象警報の発令時には、蓄電池だけでなくEVにも充電して停電に備える「気象警報連携」に対応する。
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