建材販売の鈴三材木店(静岡県浜松市)が、地元工務店による家づくりを支援するために運営している拠点「Home HAMAMATSU(ホーム浜松)」が、新しい集客・営業のスタイルとして注目だ。同社が専属の常駐スタッフを“コンシェルジュ”として配置し、家づくりの検討顧客と工務店をマッチングするリアルな協働型のプラットフォームで、ライフスタイルや住まいに対する価値観が重なる住まい手とつくり手を結び付ける。地域の住宅市場が厳しさを増すなかで、地元工務店の集客と営業機会の拡大を図っている。
延べ床面積400㎡の建物には、おしゃれな家具を配置した、さまざまなワークショップやセミナー、打ち合わせができるスペース、子どもたちを自由に遊ばせることができる「木のおうち」型キッズスペースのほか、登録する地元工務店25社とその家づくりについて紹介するブースなどがある。登録工務店25社のうち24社が浜松市内に本社を構え、残る1社も隣接する磐田市内の工務店で、まさに“超地元特化型”の集客・営業のプラットフォームになっている点が特徴だ。
浜松の楽しい暮らし広げる
ホーム浜松・アドバイザーの鈴木寛子さん(同社営業企画部・課長)は「自分たちは単に第三者の立場で住宅会社を紹介する家づくりの相談窓口ではなく、浜松のより楽しい暮らし、快適で豊かな暮らしの実現をサポートし、広げていく仕事をしている」とし、「そのために家づくりは地域に根差し、建てた後も暮らしに寄り添い続けてくれる地元工務店を選択するのがベストだと自信を持っておすすめしている」と力を込める。
ホーム浜松では・・・
この記事は新建ハウジング2月20日号9面(2024年2月20日発行)に掲載しています。
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