民家工房常栄(神奈川県厚木市、山本常美社長)は工務店グループ「『元(はじめ)の家』の会」を全国展開するとして、2月から会員募集を本格化する。第一弾として2月19日福岡、20日大阪、21日東京で小さな工務店を対象にしたセミナーを開く。
「元の家」は構造に国産材を100%使い、あらかじめ仕様・価格を決めた総2階30坪・1500万円の企画住宅。2年前、神奈川・愛川町森林組合の製材工場横へモデルハウスをオープンした。山から切り出された木が挽かれ、家になるまでのプロセスを都市部から来た顧客にワンストップで紹介する手法により、他社との相見積もりなしに年間20棟、利益率30%以上の成約を実現している。
同会はこの「元の家」をベースに、集客・営業・提案のしくみや標準設計仕様、施工管理・維持管理マニュアル、ホームページ・パンフレットなどの販促ツールといった一連のノウハウルを共有。身近な無垢材・自然素材を使った住宅を低価格で供給しながら、安定した利益を確保して健全な経営を維持していける体制づくりを目指す。
当日のセミナーでは、それらノウハウの一部を公開。対象は年間15棟以下の工務店経営者で、各会場とも定員12社、参加費1人3000円(2月5日以降の申し込みは5000円)。申し込み・問い合わせは企画運営会社のイノマルケティノ・田代氏TEL:090-2202-5479またはE-mail:[email protected]まで。
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