【シドニー時事】オーストラリアを訪問中の東京都の小池百合子知事は5日、シドニーで開かれた経済団体の会合で講演した。次世代エネルギーとして期待される水素について「脱炭素化の切り札だ」と強調。有力供給国の豪州に連携を呼び掛けた。
小池氏は、水素の売買を促進させるため、都が設立を目指す「水素取引所」の構想を説明。ドイツのH2グローバル財団などと協力し、国際的な供給網の構築に役立てる考えを示した。
会合後、小池氏は記者団に「豪州から安定的に水素を供給してもらい、需要をつくり、新しい産業を支援していく。取引所は一つの突破口になる」と語った。
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