施工品質を重視しつつ高性能・高耐久化を図り、意匠にも気を配ったバランスのよい家づくりが支持されているNASUホーム(那須土木、栃木県大田原市)。「施工屋」としての矜持を大切にする設計手法について、近作のO邸を例に、同社住宅事業部部長の矢吹博司氏に聞いた。
土地が安い地域性との相乗効果で平屋ニーズ高まる
◉住宅価格は、コロナ禍前は坪単価60万~70万円ほどだったが、現在は85万円程度と2、3割増し。建物の大きさは小さくなりつつあり、「融資の限度額から逆算してこの大きさしか建てられない」という流れで決めることも多い。以前は2階建ての36坪ほどのプランが多かったが、現在は4間×4間の32坪プランが増えている
➡以前は坪70万円×36坪=約2500万円だったが、現在は坪85万円×32坪=約2700万円に
◉同社の営業圏は土地が安いため、敷地面積は100坪超であることが多く、坪単価は高くても12万~13万円程度。親が農家の場合、畑を宅地に転用して実家の隣に建てることもあり、土地代が浮いたぶんの資金を建物にあてる顧客も
◉問い合わせはSUUMOからの流入が主。2015年に建てた平屋のモデルハウス(延べ床面積22.6坪)の影響もあり、現在も顧客の半数ほどが平屋を希望する
◉顧客の属性で増えたのは・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー1・2月号(2024年1月30日発行)縮小市場で確実に売る住宅企画商品力[超]UPの新常識』(P.57〜)でご覧ください。
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