【深掘り】小さな平屋＋外構で若年層の支持を拡大

小ぶりな平屋と外構を一体で手がけ、若い世代にも支持を広げている久友建設（三重県四日市市）。同社の家づくりに対する顧客の評価や小さな家で豊かな暮らしを実現する設計の工夫について、近作のM邸を題材に、同社の設計担当者に取材した。

外構込みだと「思ったより高くない」

M邸植栽図

◉同社の顧客はコロナ禍前は35歳前後が中心。最近は30歳前後が多い。コロナ禍前より見学会の来客数は減ったが、最初から同社で建てたいと希望する本気の顧客が増えた
➡若い層が増えたのは1年前から注力しているInstagram の効果と思われる

◉コロナ禍前の平均的な工事費は税込み3000万円。同じ建物ならいまは税込み3500万円になる。もともと延べ床面積26坪前後の平屋が多かったが、最近は24坪前後の計画が多い。税込み3000万円前半で建てられるように工夫

◉見込み客はウェブから工事費高騰の情報を得ているため、同社が工事費を伝えると「思ったより高くない」という反応が多い。同社は外構と建物を一体で整えるが、外構込みの価格だとお得感があるようだ

◉外構の工事費の上昇は比較的緩やかであることに加え・・・

この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー1・2月号（2024年1月30日発行）縮小市場で確実に売る住宅企画商品力［超］UPの新常識』（P.35〜）でご覧ください。