Lib Work(熊本県山鹿市)はこのほど、建設用3Dプリンターを活用した住宅「Lib Earth House」の建築に成功したと発表した。土が主な建築材料の3Dプリンターハウスで、環境にやさしく、持続可能な社会の実現に大きく貢献するとしている。
自然由来の資源である「土」は、容易に入手できて再利用が可能なため、同住宅では従来の建築に比べ二酸化炭素の排出と廃棄物を抑制できる。また、運搬や加工のコストも低減できる。
3Dプリンター技術の活用により、意匠デザインも向上。デザイン性の高い住宅が、迅速かつ効率的に建築でき、工程が大幅に短縮されるため、コスト削減にも貢献する。
同社は、「調湿性・断熱性に優れ、高温多湿な日本の風土に最適な素材である「土」を活用した同社の3Dプリンターハウスは、持続可能な未来へのコミットメントを体現するもの」としている。
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