プライム ライフ テクノロジーズ(PLT、東京都港区)グループはこのほど、グループ住宅会社のパナソニック ホームズ(大阪府豊中市)、トヨタホーム(名古屋市)、ミサワホーム(東京都新宿区)のオーナーおよびリフォーム工事の契約者を対象とした余剰電力買取サービス「PLTでんき」を今春から順次開始すると発表した。
電力会社の固定価格買取期間(10年)を満了した卒FITオーナー向けのサービスで、提携先の小売電気事業者を通じて付加価値をつけた買取価格(11円/kWh)を設定することで、大手電力会社よりも経済的なメリットを提供する。4月からは、PLTグループ住宅会社の展示場や事務所において、Sustech(サステック)から購入したオフサイトPPAモデルによる再生可能電力を活用。61案件への導入を皮切りに、2030年度には住宅展示場における事業活動での使用電力の再生可能エネルギー化率を向上させるという。再生可能エネルギー活用の取り組み強化し、余剰電力活用による再生可能エネルギーの循環を図ることで、国際イニシアティブRE100達成を目指す。
住宅会社3社は、ZEH、ZEH-M推進およびLCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅拡大の強化策として、太陽光の反射を低減した防眩仕様のモジュール(カネカ社製建材一体型)の取り扱いを開始。屋根や街並みに調和するため北面での設置も可能となる。これまで搭載の難しかった狭小建物や複雑な屋根形状においても、太陽光発電搭載量の拡大が期待できるとしている。
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