大手建材商社のナイス(神奈川県横浜市)は1月25日、「平成25年新春経済講演会」を開催した。
講演会はナイスが取引先の建材会社や工務店などに向けて毎年開催しているもの。大手建材設備メーカーから今年1年の住宅業況予測と経営戦略を聞く「特別パネルディスカッション」では、大手の住宅建材設備メーカーのセイホク、大建工業、TOTO、ニチハ、パナソニック・エコソリューションズ、三井住商建材、吉野石膏、LIXIL営業カンパニー、の8社の代表が登壇した。
ディスカッションでは、各社とも消費税増税前の駆け込み需要や、デフレ脱却を掲げる新安倍政権による需要喚起の政策の効果が家計にも広がることへの期待感などから、住宅着工は昨年よりも伸びると予測。一方で職人や資材の不足などの懸念を踏まえ、8社の2013年の住宅着工予測は90万~95万戸の間で落ち着き、全社平均は92.25万戸となった。
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