国土交通省が1月31日に発表した2023年12月の新設住宅着工戸数は前年同月比4.0%減の6万4586戸だった。分譲マンションのみ増加したものの、持家や貸家の減少傾向が続き、全体では7カ月連続で減少した。季節調整済み年率換算値は81万4000戸。前月比では3.1%増で2カ月ぶりに増加した。
利用関係別に見ると、持家は25カ月連続で減少し、過去10年間では最低の1万7031戸(前年同月比13.8%減)に。貸家も2万5869戸(同3.6%減)で、5カ月連続の減少となった。
分譲住宅のうちマンション(同19.8%増)は2カ月ぶりに増加し、全体では7カ月ぶりの増加となる2万1320戸(同5.5%増)となった。一方、一戸建(同4.2%減)は14カ月連続で減少した。
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