総務省が1月30日に公表した2023年の「住民基本台帳人口移動報告」によると、東京都、神奈川県、埼玉県など関東圏の7都府県で、転入者が転出者を大きく上回る状況が続いている。特に東京都では、転入超過(転入から転出を引いた数)が6万8285人と、前年の3万8023人から大幅に増加。新型コロナ感染症の影響で、転入超過数が減りつつあったが、この2年で再び地方からの回帰が進んだ。
国内全体では、都道府県をまたぐ移動者は254万4639人となり、前年と比べて0.3%の減少。年齢別では22歳が18万3250人で最も多く、18~37歳が167万7604人と全体の65.9%を占めている。一方、都道府県内での移動者数は271万8610人で同1.4%減少した。
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