長谷工グループの長谷工アネシス(東京都港区)は、同社が高圧一括受電サービスを提供する新築・既存マンションに、米国スマートメーター大手のゼネラル・エレクトリック社(コネチカット州)の製品の導入を始める。今後は両社が共同・連携してサービス提供戸数と事業領域の拡大をはかっていく。
今回導入するのは、国際標準に準拠した通信機能一体型のスマートメーターで、海外では累計1400万台以上の出荷実績があるというもの。国内でもオフィスやマンションを中心に採用準備が進められている。
同社が電力会社から1棟分の電力をまとめて購入し変電して供給するため、スマートメーターを設置して「スマート化」したマンションでは電力会社よりも割安な料金で電気を使えるメリットがある。また、居住者がパソコンやスマートフォンを使って30分ごとの電気使用量のグラフや電気料金を確認することにより、さらなる節電行動が期待できるとする。
このほか、セキュリティ向上にも一役買う。検針を遠隔操作で行えるようになるため、検針員がマンション内に立ち入る必要がなくなるためだ。
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