信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、アイトーホームズ(愛知県大府市)が1月23日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。負債は2023年3月期末時点で約3億7200万円だが、変動している可能性がある。
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同社は1995年に設立し、大手FC加盟店として、新築・リフォーム工事を外注を利用しながら手がけていた。地元大府市や半田市などを主力営業エリアに、ピークとみられる1998年3月期の売上高は約10億2300万円。
しかし、その後は同業者との競合激化もあって受注の落ち込みが続き、赤字に転落。2023年3月期の売上高は約4億4400万円にとどまり、営業損益段階から4期連続で欠損を計上。大幅な債務超過状態が続いていた。2024年3月期に入ってからも業績は回復せず、借り入れ負担も重く、先行きの見通しが立たなくなった。
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