サンゲツ(名古屋市)は1月29日、サンゲツグループの新たな価値創造の拠点として、東京日比谷に「PARCs Sangetsu Group Creative Hub(PARCs/パークス)」(東京都千代田区)、品川に「FIELDs Sangetsu Group Design&Development Center(FIELDs/フィールズ)」(東京都品川区)を開設すると発表した。オープン予定日は3月4日。
同社は東京の拠点体制を、従来の東京支社、品川ショールームの2拠点体制から、「PARCs」、「FIELDs」、品川ショールームの3拠点体制へ拡大。名古屋本社の商品開発・調達機能の一部、品質管理機能、コーポレート機能の一部も東京の各拠点に移転する。各拠点それぞれの役割に応じてグループの機能を集約することで、同社が掲げる成長戦略を加速し、グループ全体での事業展開・拡大を実行するとしている。
「FIELDs」は、東京支社(東京都品川区)の機能を再設計・再整備し、品開発・製造・品質管理・技術開発の拠点として展開。リノベーションした大きなスペースにデザインアーカイブスや商品サンプル、デジタルプリンターやカーペットタフト機などの試作製造機を集約する。品質管理や施工テストなど、さまざまな機能や機器を結集・連携することで、デザイン・開発・試作機能の開発・拡充を図る。
東京支社は、2月19日に日比谷の「PARCs」内に移転予定。新たに設置する日比谷オフィスを、多種多様なヒト・モノ・コト・情報が集まる公園・広場のようなオフィスとして位置づける。サンゲツグループの商品・空間デザイン機能、スペースクリエーション提案、営業機能等のさまざまな機能を集約し、集まり・つながり(Connect、Collaboration)、新たな創造力(Creativity)のもと、チャレンジ(Change、Courage、Challenge)し続ける場を築いていくとした。
同オフィスでは、「マインド」「コミュニティ」といった社会的な取り組みが高く評価され、1月にWELL認証の予備認証を取得済み。竣工後には「ゴールド」レベルの本認証取得をめざすともに、社員の働きやすい環境整備に向けた運用面などの調整を進める予定。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。