積水ハウス(大阪市)は29日、木造住宅の耐震性強化を狙いとした共同建築事業を、2月から北陸地方で展開すると発表した。北陸でシェアトップの工務店、石友ホーム(富山県高岡市)のグループと提携する。石友ホーム側が受注した物件について、基礎や柱などの躯体工事を積水ハウス側が請け負うことで耐震性の底上げを図る。
共同建築事業は昨年9月に関東・関西地方で始めており、提携は茨城、兵庫両県の工務店に次ぐ4社目。もともと、北陸地方には耐震化の遅れたエリアがあり、能登半島地震の発生前から展開を検討していた。
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