ポラスグループの中央住宅(埼玉県越谷市)はこのほど、3月以降に販売する全ての新築マンションにおいて駐車台数の3割以上にEV充電設備を設置するとともに、全駐車区画に受電のための配管を敷設すると発表した。
2050年カーボンニュートラル達成に向け、EV充電設備設置が進められるなか、配管を事前に敷設することで今後のすべての入居者の充電設備設置のニーズに対応する。将来工事する際の負担軽減につながるほか、配管の露出で景観を損ねる心配がないという。
東京都は2025年以降、新築マンションにおいて駐車台数の2割以上の充電設備の設置を義務付ける方針を発表しているが、同社はこれに先駆けた取り組みを実施。5月に販売を開始した「ルピアコート大宮ザ・レジデンス」(さいたま市、全51戸)ですでに対応済みで、竣工前の12月に完売した。
マンション引き渡し時のEV充電設備の設置率については、EV車の普及状況に応じて変更を検討するとしている。
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