LIXIL(東京都品川区)とSBI新生銀行(東京都中央区)は1月22日、住宅ローン分野において業務提携契約を締結したと発表した。
これにより、LIXILと東京電力エナジーパートナーの合弁会社であるLIXIL TEPCOスマートパートナーズ(東京都墨田区)が提供する「建て得」を利用して新築するZEH住宅に対し、SBI新生銀行は住宅ローンの優遇金利を、4月を目処に提供開始する予定。
「建て得」は、自宅の余剰電力売電収入をLIXIL TEPCOスマートパートナーズに譲渡することで、太陽光発電システムのローン支払い負担を「実質0円」にできるしくみ。断熱性など環境性能が高い建材・設備を使用することで消費電力を削減するとともに、安く電力を提供する料金プランで、月々の電気代を大幅に削減できるという。
LIXILは、同社が進める企業価値向上と環境課題解決おけるインパクト(良い影響)創出の両立をめざす「インパクト戦略」において、今回の業務提携を「環境戦略と事業戦略の融合」の好例として展開。SBI新生銀行グループは、中期ビジョン実現に向けて掲げる「環境・社会課題解決へ向けた金融機能提供」の具体的な取り組みとして行っていく。
両社は、ZEHおよび太陽光発電設備を設置した住宅の普及を図ることで、脱炭素社会の実現をめざすとしている。
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