立憲民主、日本維新の会、国民民主の野党3党の政調会長は23日、国会内で会談し、自然災害の被災世帯に対する支援金の上限を現行の300万円から600万円に倍増する被災者生活再建支援法改正案を、26日召集の通常国会に共同提出することで一致した。
近年の物価高騰の影響なども踏まえ、能登半島地震の被災者支援を拡充するのが狙い。3党は与野党に賛同を呼び掛ける方針だ。
改正案はまた、中規模半壊以下の住宅を支援する枠組みを新たに設ける。現行法は全壊、大規模半壊した住宅などが対象。支援金の国庫補助の割合も「2分の1」から「3分の2」に引き上げる。
会談後、立民の長妻昭政調会長は記者団に「岸田文雄首相に支援金の引き上げを約束させたい」と強調した。
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