今回はヤマサハウス(鹿児島市)の取り組みを紹介します。
同社は創業75年、「鹿児島と共に」「絆を育み、豊かさを未来に」―そんな理念のもと、存在意義や未来像、行動基準、スローガンなど、すべてにおいて鹿児島の未来や暮らしに対する想いが社員、施工現場にいたるまで、共有・浸透している住宅会社です。
地元の有力ビルダーが近県へ施工エリアを拡大する中、地元に密着し「新築→メンテナンス→リフォーム→リノベーション」へと循環型を重視した事業展開を行っています。
同社は、リフォーム事業とリノベーション事業、メンテナンス事業、それぞれ専門事業部を設置し、「循環型」を推進する一貫で各事業に取り組んでいます。
市場が成熟する中、一つの業態であらゆる価格帯を対象とするのではなく、事業ごとに専門スタッフを配置し、それぞれの商圏を設定した上でそれぞれの紙媒体、専門サイトやSNS、店舗を開設しています。
営業の仕組み、オペレーションも事業ごとに構築している点は大きな特徴です。現状、新規顧客を対象とする事業としては、リノベーションとリフォームの事業があり、前者は年商3.5億円。後者が年商2.7億円。さらに新築OB向けメンテナンス事業が年商3.8億でトータル10億円という事業規模で推移しています。
リノベーション事業の組織
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