リノベーション物件のコーディネートや不動産仲介を手がけるRバンク(東京都渋谷区)は、改装可能賃貸物件を専門に取り扱うウェブサイト「カス タム・改装・DIYできる賃貸」の運営を始めた。
改装可能賃貸とは、一定の条件のもと、貸し主の了承を得て入居者が内装を自由に改装できる賃貸物件のことで、条件の範囲内であれば現状回復する 必要がないという特徴がある。リクルートが2011年に行った「賃貸住まい要望に関するカスタマー調査」では、「賃貸住宅でもリフォームや自由な カスタマイズができたらいいと思ったことがある」人の割合が全体(n=2100)の9割に達するなど、いま注目されている賃貸スタイルだ。
新サイトでは、改装の自由度に応じて3段階を設定して賃貸物件を紹介。通常の賃貸物件だが改装を認めるというものから、床・壁については下地材 の状態で引き渡すというもの、手を入れなければ住むのは難しいという「改装しがいのある」物件まで、さまざまな物件を取り扱う。
すでに、同社が企画した2プロジェクト(ひとつは内装を下地材のまま引き渡す、もうひとつは改装が必要)では、募集開始から契約まで1~2週間 で、同じような築年数の周辺賃貸物件と比べても1~2割高い賃料で成約した実績があるという。
このサイト運営を通じて2013年中に10プロジェクト、100戸以上の改装可能賃貸物件を商品化する予定。
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