積水ハウスは18日、米国の戸建て住宅メーカーを約49億ドル(約7200億円)で買収すると発表した。海外事業の強化が狙いで、米国での住宅メーカー買収は5社目。米当局などの承認を得た上で、今年6月末までに全株式を取得する。
買収するのは、米コロラド州デンバーに本社を置くM.D.Cホールディングス。米国16州で住宅事業を展開し、2022年12月期の連結売上高は約57億ドル(約8400億円)。買収により、積水ハウスグループは引き渡し戸数ベースで全米5位に浮上する。
買収が実現すれば、積水ハウスは25年度までに海外で戸建て住宅を年間1万戸供給する現中期経営計画の目標を達成する。仲井嘉浩社長はオンラインで記者会見し、買収について「米国戸建て事業の拡大に大きく寄与すると判断した」と述べた。
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