国土交通省はこのほど、子ども向けの防災教育に関するコンテンツを掲載した「防災教育~国土の防災ライブラリ~」を改めて紹介し、各家庭や学校教育での利用を呼び掛けている。防災教育としてだけなく、理科や社会科、生活科の学習としても役立つ内容となっている。
子ども向け動画「洪水から身を守るには~命を守るための3つのポイント~」(2018年公開)では、児童が水害時の危険な状況を理解・判断するための動画を掲載。YouTubeで再生できるほか、ダウンロードも可能となっている。
命を守るためのポイントをまとめた「ダイジェスト版」(8分)と、国交省・NHKなどが提供している資料(ハザードマップなど)の見方が学べる「詳細版」(24分)を用意。災害時に親が近くにいない場合に、子どもたちだけでも正しく判断して避難ができるよう、①事前に身の回りの危険を調べ、避難時の行動について家族で話し合っておくこと、②浸水が始まる前に逃げること、③安全に逃げる方法を知っておくこと―などを勧めている。
▼Youtube動画「洪水から身を守るには」ダイジェスト版▼
「防災教育ポータル」では、学校で授業を行う先生などに向けて、防災に役立つ情報や授業で活用できる教材例、防災教育の事例などを紹介。「地震・津波」「風水害」「火山災害」「雪害」などを題材とした教材、教員の手引き、授業用のスライドなどを配布している。検索機能により「災害分類」「授業科目」「学年」「地方区分」などの用途別に絞り込むこともできる。
防災カードゲーム「このつぎなにがおきるかな?」(2018年公開)では、遊びながら防災について学ぶことができるカードゲーム「すいがい編」「つなみ編」を紹介。カードのデータはPDFやWord形式でダウンロードが可能で、カードサイズ、ハガキサイズ、A4サイズを用意している。「じしん編」「どしゃさいがい編」については、国土技術政策総合研究所(国総研)のホームページで配布している。
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