2024年に工務店が検討したいビジネスモデルを7つピックアップして解説する。ビジネスモデル=事業・業務の「型」だ。まずは「型」を身につけ、改善を重ね、自社独自の「型」に昇華へと進化させ、それを差別化・独自化の源泉としたい。「大全」と呼ぶには紙幅が足りないが、今後も新建ハウジングを通して、工務店ならではのビジネスモデルの提示を続けていきたい。
(文:三浦祐成・新建ハウジング発行人)
高性能パッシブデザイン+シミュレーション&実測の実践を
新建ハウジングでは約30年前の創刊当初からエコハウスの普及に取り組んできた。2025年からの省エネ基準適合義務化が決まり、省エネ上位等級が制定され、省エネ性能表示制度もスタートするなど、ようやくエコハウスの普及施策が本格化してきた。そんな状況のなかで目指すべき家づくりとして提唱したいのが、この「シン・エコハウス」モデルだ。
このモデルは「標準化」によって自社の理念を家づくりに落とし込み徹底することで差別化、良い顧客と契約し、事業継続と従業員満足を実現することを前提とするものだ。
筆者の言う「標準化」とは、自社が理想とする強(性能)・用(使い勝手)・美(美しさ・豊かさ)+コストをルール化する=標準性能、標準設計、標準仕様、標準価格を決めること。その際にシン・エコハウス、シン=新しい&真実のエコハウスを目指そうというのが、このモデルのコンセプトだ。
理想を導く方法として・・・・・
▼続きは「住宅産業大予測2024」P.112~113でお読みいただけます▼
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