2024年に工務店が検討したいビジネスモデルを7つピックアップして解説する。ビジネスモデル=事業・業務の「型」だ。まずは「型」を身につけ、改善を重ね、自社独自の「型」に昇華へと進化させ、それを差別化・独自化の源泉としたい。「大全」と呼ぶには紙幅が足りないが、今後も新建ハウジングを通して、工務店ならではのビジネスモデルの提示を続けていきたい。
(文:三浦祐成・新建ハウジング発行人)
設計・施工力で差別化・独自化、建築と経営を尖らせる
「小さいからこそ魅力的で強い」を貫く「スモールエクセレント」は、工務店が生き残りに向けてまず検討すべきビジネスモデルだ。「スモール=小さいからこそ」「エクセレント=魅力的で強い」を表現しており、小規模で損益分岐点が低いゆえに旗印を明確にして建築と経営を尖らせることができる。その旗印に共感しあえる顧客とだけ仕事をする。そんなモデルだ。
「スモールエクセレント」モデルの前提となるのが、社長・スタッフに「建築愛」があり、理想の建築とそれを実現する経営のスタイルが明確なこと。
好きだからこそ理想に向かって建築と経営を尖らせ、設計・施工・発信など必要なスキルを高め続け、尖りと高いスキルを経営の強みとすることができる。本紙ではそんな工務店を「アーキテクトビルダー」と呼ぶ。
尖ることができるのは・・・・・
▼続きは「住宅産業大予測2024」P110でお読みいただけます▼
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