積水化学工業(大阪市)住宅カンパニーはこのほど、北海道向け住宅商品の生産部門および開発部門の体制を変更したと発表した。
北海道向け住宅の生産部門である北海道セキスイハイム工業株式会社(北海道岩見沢市)を、セキスイハイム工業株式会社(埼玉県蓮田市)の100%出資子会社とした。また、北海道向け住宅の開発部門である株式会社北方住文化研究所(北海道札幌市)の機能を、同社住宅カンパニー開発統括部に移管し「北海道開発室」を新設した。
これにより、生産部門においては、既に一体的に運営している本州7工場と合わせ国内のセキスイハイム全生産工場の運営を一元化し、購買・生産・物流の更なる効率化を図る。開発部門においては、本州向け商品開発部門との融合により、寒冷地域仕様などの技術・ノウハウの水平展開や効率的な仕様開発を推進し、エリア別商品の開発力を強化する。
同社は、国内住宅市場の縮小が今後も継続すると想定し、生産体制の広域最適化や自動化・DXによる生産性向上、エリア別商品戦略による収益性強化策を前倒しで推進していくとしている。その一環として、今回の体制変更を行った。
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