積水ハウス、木製家具メーカーを買収　家具の提案力強化へ

積水ハウス（大阪市）は1月9日、オーダーメイド木製家具メーカー「アイダ」（東京都港区）の普通株式を2023年12月25日付で全株取得したと発表した。

同社では、顧客の“感性”を住まいに映し出す新デザイン提案システム「life knit design」を展開し、「空間・デザイン」「建材」「家具」の内装一体提案の強化を行っている。2022年9月には、無垢木材のインテリア材メーカーであるマルホン（静岡県浜松市）の全株式を取得し、「建材」における提案力を強化。今回のアイダの全株式取得により、「家具」における提案力強化を図るとしている。

「life knit design」 の思想に沿ったアイテムを強化

アイダは、国内外の原木材産地に豊富な調達ネットワークを有し、各地の銘木から切り出した無垢木材を保有。1953年の創業以来、高品質な無垢木材の輸入や家具、小物類の企画・製造・販売・アフターメンテナンスを手掛け、一枚板テーブルを中心とした自社ブランド「家具蔵（KAGURA）」を展開している。職人による木目を活かしたデザイン性と実用性を兼ね備えた家具は、本物志向の顧客ニーズに対応している。

（左）一枚板ギャラリー
（右上）一枚板テーブルを使用したダイニングキッチン、（右下）チェアの製造

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