YKK AP(東京都千代田区)の魚津彰社長は、都内で25日に開いた記者懇談会の中で、2024年度の初任給を平均10%程度引き上げる方針を示した。働きやすい職場環境への投資と、競争力ある報酬体制整備の一環として実施する。24年度の新入社員は大卒の技術者など約340人を予定。詳細な内容については、入社後に調整が行われる。
24年度の社員の賃上げについては今後、全社との調整を行い決定する予定。23年度の昇給率が新設の役職手当などを含めて6.5%程度だったことから、魚津社長は「個人的には6%を維持したい」と話した。
同社では、技術開発、分析・解析・性能評価、設計・施工、情報管理など、幅広い職種で募集を行い、企業の成長戦略を支える人材の確保と育成に力を入れている。
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