東京電力や中部電力など電力大手9社は27日、来年2月の電気料金を引き上げると発表した。標準家庭の値上げ幅は前月比5~49円。原油や液化天然ガス(LNG)の価格上昇を反映した。
電力使用量が月260キロワット時の標準家庭の場合、東京電力は前月比24円高い7488円となる。関西電力は、燃料費上昇分を料金に反映できる「燃料費調整制度」の上限に達しているため、横ばいとなる。
都市ガス大手4社は、全社が値上げする。値上げは3カ月連続で、上げ幅は38~51円。
◇2024年2月の電気・ガスの標準家庭料金
【電力】 月額料金 前月比
北海道 8311 39
東 北 7498 18
東 京 7488 24
中 部 7158 49
北 陸 6593 5
関 西 6146 0
中 国 7202 15
四 国 7277 13
九 州 6136 5
沖 縄 7988 44
【ガス】
東 京 5423 51
大 阪 5972 50
東 邦 6578 49
西 部 6244 38
(注)単位円。月間使用量は、北海道電と北陸電は230、九州電は250、その他は260(いずれもキロワット時)。東京ガスと大阪ガスは30、東邦ガスは31、西部ガスは23(いずれも立方メートル)
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