分譲戸建て住宅やマンションの販売を手掛ける創建(大阪市)は、自社のリフォーム事業として対応していた断熱工事、屋根や外壁の補修など各種リフォームメニューを外壁塗装工事に絞り「創建ペイント」のブランド名で展開していく。また、2024年1月からは、外壁塗装とセットで内窓を設置するプランの提供を開始する。
施工エリアは大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県の二府四県で、首都圏も一部エリアで対応可能。外壁塗装では、塗料のグレードごとの価格と耐久年数に応じた4つのプランを設定し、最上位の「プレミアムプラン」では、耐久年数約20年のハイブリッド無機フッ素樹脂系塗料を採用する。
また、瑕疵担保責任期間が終了した住宅を対象とした延長保証保険にも対応する。築20年以内の住宅に対して、保険法人(第三者機関)による10年間の延長保証を付保する。過去15年以内に適切なメンテナンスが施されていない、築20年以上の住宅には一般リフォーム保険を適用する。加えて、塗膜の膨れや剥がれを補償する塗膜保証と、外壁のコーキングの剥離や亀裂に適応できる自社保証を付与する。価格は28坪程度で77~127万円(税、保証込み)。
内窓の無料設置プランは戸建て住宅が対象で、数量限定で提供する。同社の負担と、先進的窓リノベ2024事業の補助金活用によって実施するため、実質無料のキャンペーンとしてうたう。設置するのはYKK AP「プラマードU」Low-E複層ガラス(Arガス入り)遮熱タイプのみ。同社が戸建て事業で採用する仕様を踏まえ、断熱性能と遮熱性能が高いモデルを採用した。
同社の吉村卓也社長は「外壁塗装以外のリフォームは関係業者に紹介することで対応し自社は塗装と内窓施工に集中する。関西圏を中心に、まずは年間1000件を目標としたい」と意気込む。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。