ダイキン工業(大阪市)は12月26日、カンボジアに空調の販売会社「ダイキンエアコンディショニングカンボジア社」(プノンペン)を設立したと発表した。資本金は1000万ドル。2024年1月から営業を開始する。
カンボジアの空調市場は、プノンペン周辺の商業施設やホテル、工場への投資拡大を受けて、業務用空調を中心に拡大している。人口増加によって住宅用の需要拡大も見込めるなど、今後5年間で年10%の成長が期待できるという。今回新会社を立ち上げ、販売網やサービス体制の充実を図るほか、研修施設にて空調機の据付やサービスに必要な技能の教育を行い、エンジニア育成も進めていく。カンボジア市場に密着しながら、快適な空調環境の普及をめざすとしている。
同社は、1960年代後半からアジアでの事業を展開。生産体制の整備と販売会社設立による、「市場最寄化戦略」で事業を拡大している。
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