工務店が知っておくべき2024年の変化のなかから、住宅業界の変化を19ピックアップして解説する。2023年は「注文住宅不況」と呼べる1年だった。凸凹はあるものの2024年もこの状況は続く。そのなかでどこにチャンスを見出すべきか、自社にとってのヒントを探してほしい。(文:三浦祐成・新建ハウジング発行人)
高性能[戸建]賃貸に注目
予測 4月開始の「省エネ性能表示制度」が追い風に
対策 工務店がオーナーとなって建築・運用&公開・集客を
23年は家賃相場が上昇
2023年は工務店においても高性能賃貸住宅(エコ賃貸)の実践が始まっ
た年だった。
昨年の「住宅産業大予測2023」で①賃貸アパート・マンションの高断熱化&太陽光発電設置の潜在需要はある(新築・改修とも)、②潜在需要を顕在化するために工務店自身がオーナーとなり1棟建築、賃料収入を得ながら物件を公開し家主・入居者候補を増やして事業化すべき、と書いた。
工務店のオーナー運用については、土地やアパートを所有している工務店も多く、相場より安くつくれるので利回りが良く/もしくは割安に貸せ、免許があれば自社でも客付けでき、ハードルはそれほど高くない。サブスク的に定期収入を確保できるのも魅力だ。
23年は不動産価格全般が上昇したこと、ファミリー中心に環境が良く広い住まいへの住み替え需要が継続していることなどから・・・・・
▼続きは「住宅産業大予測2024」でP28お読みいただけます▼
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