信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、河野住建(宮崎県宮崎市、河野哲也代表)が12月12日に宮崎地裁から破産手続き開始決定を受けたことがわかった。負債は約1480万円。
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設立は2010年。一級建築士の父親と大工の代表が戸建住宅の設計建築を手がけ、2021年3月期の売上は約3500万円。ウッドショックによる木材価格高騰後も価格転嫁が進まず、約1000万円の当期純損失を計上していた。その後、2022年10月に建設業の許可を取り消して以降は事業としての動きはみられず、借入金返済のめどが立たないことから今回の措置に至った。
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