建設業振興基金は12月18日、CCUS(建設キャリアアップシステム)用のカードリーダー「BNR01」(トッパンフォームズ製)が、就業履歴をカードリーダー内に保存できる「ロギング機能」に対応したと発表した。同機能に対応したカードリーダーは「Dragon_BLE」(サーランド・アイエヌイー製)に続いて2台目となる。「BNR01」をすでに利用している場合は、「建レコ」のバージョンを1.2.20以上にバージョンアップ(無料)することで、「ロギング機能」が利用できる。
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CCUSの就業履歴、カードリーダーのみで蓄積可能に
「BNR01」では、カードリーダー内に最大2730件の就業履歴の蓄積が可能。先行対応した「Dragon_BLE」(Windows版・iOS版)よりも730件多く保存できるようになった。対応するOSはWindows10、11のみ。iOS対応版は2024年3月にリリースを予定している。購入可能なECサイトは、Yahooショッピング、Amazon、楽天市場。価格は取扱店舗により異なる(3万3000円など~)。
■参考:建レコに関する問い合わせ先
https://www.auth.ccus.jp/KenReco/CR/detail
戸建・リフォームの現場でも利用可
「ロギング機能」は、就業履歴をカードリーダー内に一時的に蓄積する機能。持ち運び可能な名刺サイズのカードリーダー内にデータを保存するため、現場にパソコンを設置しなくても、カードリーダーだけで就業履歴が蓄積できる。
蓄積されたデータは「建レコ」をインストールしたパソコンなどに接続することで「建レコ」内に保存され、リアルタイムモードで登録した就業履歴と同様に、キャリアアップシステムのサーバーに自動送信される。蓄積可能上限数に達するまでは接続しなくても、就業履歴を蓄積し続けることが可能となっている。
スペースが限られる戸建住宅・リフォームなどの現場や、作業場が日々変わるために詰所を設置できない配管・舗装工事などの現場、通信回線が届かない山奥の現場、離れた複数の箇所で朝礼が行われる大規模な現場、現場管理者が複数の小口現場を巡回する場合などにも活用できる。
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